日本ファジィ学会ニュースレター「研究者ネット」用の立木茂雄の研究紹介原稿


立木茂雄『災害と復興の社会学萌書房、2016年3月11日、250ページ

阪神・淡路大震災,日本海重油流出事故,能登半島地震,そして東日本大震災を実例に,現地調査・ワークショップを重ねながら自らも災害復興に携わる著者が,被災者の目に映る発災から今日までの時間の流れに沿って,行政・介護保険事業者・ボランティア・地域コミュニティ等が,今なお続く復興の過程で果たした役割を,障害者・高齢者といった要配慮者への対応にも目配りしつつ,社会学手法により多様な切り口からその実像に迫る。 


立木茂雄『家族システムの理論的・実証的研究(増補改訂版)−オルソンの円環モデル妥当性の検討萌書房、2015年10月、300ページ

家族を一つのシステムと捉え,その機能が「きずな」「かじとり」という二つの要素によって決定されるとするオルソン円環モデルについて,無気力傾向の中学生,アルコール依存症夫婦,あるいは阪神・淡路大震災後の震災ストレスに悩む被災者たちに寄り添いつつ,その妥当性を四半世紀にわたる長期かつ幅広い視点からの社会調査によって検証。日本版オルソン円環モデルとも言いうる分析ツールを作り上げた貴重な研究の記録。 


立木茂雄『家族システムの理論的・実証的検証−オルソンの円環モデル妥当性の検討川島書店、1999年3月31日、243ページ

家族システムの健康度をきずな・かじとりの2次元からとらえる円環モデルの妥当性を理論と実証の両面から検討。あわせて円環モデルにもとづく家族システム測定尺度FACESKGの構成概念妥当性を実証する。また、これらの基礎研究に基づき、中学・高校生の無気力傾向や自我同一性形成の障害、中学生の登校ストレス、幼児とその親の体験した震災ストレス、夫の問題に対する妻の共依存傾向などの臨床的なトピックを家族システムとの関連性からとらえた実証家族調査の成果について紹介する。 

立木茂雄編著『ボランティアと市民社会ー公共性は市民が紡ぎ出す晃洋書房、1997年6月10日、184ページ、1995円(99年4月重刷)(2001年5月 増補版)


目次

  1. 序にかえて(立木茂雄)
  2. 救援ボランティア委員会におけるボランティアマネジメントの実際(野口啓示・荒川義子)
  3. キリスト教的(聖書的)ボランティア理解のための一試論(田淵結)
  4. 教育とボランタリズム(湯木洋一)
  5. 民間からの公共性創生をめざして(小西砂千夫・立木茂雄)
  6. 市民社会、ボランティア、政府(岡本仁宏)
  7. ボランティアと社会的ネットワーク(立木茂雄)
  8. 阪神・淡路の体験は重油災害ボランティアにどう活かされたか(立木茂雄)
  9. 市民力としての情報メディア―市民的活動と情報技術(山中速人)

Tatsuki, S. (1994). Discourse Scaling Analysis of Clinical Interaction: A Dual Scaling Approach. Unpublished Doctoral Dissertation, The Facullty of Social Work, University of Toronto. 


白石大介・立木茂雄編著『カウンセリングの成功と失敗−失敗事例から学ぶ−創元社、1991年4月1日(現在第8刷),278ページ、1,500円

目次
  1. 失敗事例から学ぶ意義
  2. 失敗事例と成功事例の紹介<<全35事例>>
  3. 失敗事例と成功事例の要因の分析と考察

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